夏至と月と

日の長さが変われば、光が射す角度も違い、影の濃淡のバランスも変わる。

いつかの私へ

単純な私は 簡単にやる気を出す やっと撮り終わったフィルムを 何を撮ったのか始めのコマは遠い記憶 それでもあの時間に すうっと心がもどる 街に散りばめられているメッセージを ゆっくり歩きながら見つけていく あの時の私が受け取ったメッセージを 時間が…

揺れる美しい影

自分の中にひっそりと存在している 時々 顔を出して 存在を確認している 心が ぐぅーーーーっと締め付けられて 頭の中と心の中と行動が一致しない もどかしさ あーなりたい こーなりたい あれやりたい これやりたい 全部やるしかないじゃん 誰にも止められて…

暮らしに目を凝らす

あー。面白い。 暮らしの中に心惹かれる。 どこにだってあるなんてことのない日々。 でも当たり前じゃないこの日々。 ちゃんと季節の移ろいが写し出されて、 ベランダから眺める空の色も、 吹く風の湿り気も、 淹れたてのコーヒーの湯気も、 洗った髪の冷た…

心に触れる

心に触れる って良いことだと思った なんだか言葉にしなくても 互いに心に触れ合えば それは素敵なことなんだと思っていた 今 心に触れる って結構やっかいなものかもしれない と思えてきた イライラしてトゲトゲした心に 触れてしまって 指先からじわっと湧…

私の配合

私とはどんな私なのだろう やさしいのか、こわいのか、 あたたかいのか、つめたいのか、 よわいのか、つよいのか 全部が少しずつ混ざり合って、 その日、その時に瞬時に配合が変化する 誰かに言われた一言で 誰かにされた行動で いつでも私は 誰かの落とした…

ホトトギス

季節外れの暑さの中を、歩いて花を買いに行く。花屋には季節の花々が並んでいた。汗ばんだ首筋をハンカチで拭いながら、秋色のホトトギスという花を買った。小さい花が一本にいくつも付いている。ユリ科ということもあって、小さい花の割には気品があり、大…

いつも

いつも同じことの繰り返し。 やるべき事のためにやりたくないことに、時間と心を奪われて。 訳もなく涙が止まらず。 おどおど。ゆらゆら。心が乱れる。 そのくせ 嫌われないように ニコニコなんかして。 バカみたいな自分をまた嫌になってしまうよ。 このま…

心のざわつき

お題「今日の出来事」 心が急にざわつく 人のことが うらやましい と思ってしまう でも 心が揺り動かされた ということには変わりない この波を落ち着けてしまう前に 起き上がり 手を動かし 頭を使い この波の形をどうにか目の前に現さないと 人を羨んではい…

無造作ヘアーができない女。

お題「これって私だけ?」 無造作ヘアーに憧れる。 どうもヘアーを無造作にセットなんてできない。 無造作ってものすごい難しいではないか。 どうしてもぴっちりしたくなってしまうのだ。 昔子供の頃、髪の毛が多い私はポニーテールにしても、三つ編みにして…

バナナミルクアイス

お題「思い出の味」 私が幼少の頃(80年代)はまだあまりコンビニはなかったようなきがする。うちではおやつが母や祖母の手作りのものが多かった。これだけ聞けばなんだか素敵なお家のような響きである。手作りのおやつといえば、ケーキやクッキーなんかを想…

都会の中のふるさと

私は東京都新宿区西新宿生まれ。 祖母も一緒に暮らしている。その祖母は母親の母親。 父親の実家は秋田県だが、あまり関わりが無く父親が亡くなってからは もうすっかり疎遠となっている。 なので私のふるさとは生まれ育った新宿ということになる。 昔からそ…

悩みは平等におとずれる

何のとりえも無い。何の才能もない。 自分はいったい何のために生きているのだろう。 何をしたら良いのだろう。何になりたいのだろう。 一ヶ月に一回くらいは、ふとそんなことが頭と心を支配する。 結局すぐさま「これやってみよう」「これは私の才能を開花…

脳がつくる明日

イメージした通り 脳が足を動かし 明日へ向かう 振り返ってみれば 少々粗いがごく一部 うっすらイメージ通りに あー なっていたんだなー

光とヒカリ

群青の空に リズムをつける 光とヒカリ イヤホンをつけて携帯をいじりながら 目の前のヒカリが眩しくて 今日はどうだったかと1日を振り返り フーっと大きく息を吐いてみる 雑音は無く、雑念だけを抱えて 1人歩く帰り道に 明日よりもちょっと遠くの未来を 淡…